第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
「めまいとか出なかった?」
「うん…ちょっと真っ白になることはあったけど…でも、大丈夫だった」
相葉ちゃんが笑いながら、ごぼう茶の入ったマグカップを掲げた。
翔ちゃんも笑いながら、コーヒーの入ったマグカップを掲げた。
「ふふ…この調子でがんばろ?」
「ああ…」
乾杯して、ふたりともマグカップの中身を飲み干した。
「ふにゃあ…動線確保ぉ…」
「おい、潤…」
寝ぼけてまだ仕事してるよ…潤ったら…
「あれ。家だ…」
「ぶっ…おまえ、寝ろよ…」
「ああ…もう…」
ぐしゃっと頭をかきながら、ラグに座る翔ちゃんに抱きついた。
「無事に終わってよかったぁ…」
「潤…」
やっぱり…気を張ってたんだろうな…
翔ちゃんの話しを聞いてから、捌け口なんかのチェックを厳重にしてたし、裏に足元や手元明かりを増やしたりしてたし…
その分、会場に居る時間も長くなってしまってたから…
「ありがとな…潤…」
「んーん…」
翔ちゃんが抱きついてる潤の頭をさわさわと撫でてる。
「もうあとは、スタジオリハばっかりだし…セットでのリハは本番前だから…」
「んだね。多分、大丈夫でしょう!待ってろよ!札幌!」