第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
潤が隣の部屋のドアから。
向かいの部屋のドアから、相葉ちゃん。
ひょこっと顔を出して、俺を見てる。
「…あんだよ、寝ろ」
「うん…」
「寝る寝る」
相葉ちゃんの下から、和也が顔を出した。
「寝坊したらおしりペンペンだからねっ!」
「うっせー!起こしに来い!」
「やーだねっ」
「おまえらこそ寝坊すんじゃねえぞ?」
そう言うと、和也はあっかんべーをしてみせた。
かわいい舌じゃねえか…
がちゃっとドアが開いて、翔ちゃんが顔を出した。
「もう…ご迷惑でしょうが…」
つっても、この階は事務所で借り切ってるから、他にいるのはジュニアとかなんだけど。
あいつらのほうがうるさいくらいだ。
「じゃあ、おやすみ~!翔ちゃん!」
「よく寝るんだよ!翔さん!おやすみ!」
相葉ちゃんと和也が叫ぶように言うと、部屋に引っ込んでいった。
「あー…ほどほどにね?おやすみ、翔くん」
潤が、言いにくそうに言うと、ドアを閉じた。
「…何をだよ…」
つか、俺にはおやすみはねえのか…
「入ってよ、もう…」
顔を真っ赤にした翔ちゃんが俺の腕を引っ張って中に入れた。
バタンとドアを閉じると、そのままドアに凭れた。