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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く


「それでいい」
「んえ?」
「あんたは……智は、それでいい」
「…なんだよ?」
「ううん…」

またぎゅっと和也は抱きついてきた。

「羨ましい…」
「だから、なんだよ?」
「なんでもないっ…」

そういうと、俺の胸板に手をついて勢いをつけて立ち上がった。

「ぐえ…」
「じゃあね!おやすみ!」

がちゃっとドアを開けて、出ていった。

「なんだよもう…」

羨ましいって…
感覚で生きてるってことが?

「何いってんだか…」

羨ましいのはこっちだっていうのに…
俺だってあんなに頭が良くなってみたい。

んで、バリバリ仕事してみたい。

「あ…そっか…」

これが、頭のいいヤツの悩みってことかなあ。
和也も頭がいいから、単純なことで悩むんだ。

人と自分は違う。
俺にはあいつはなれないし、あいつにも俺はなれない。
だからこそ…違うからこそ、惹かれ合う。

だけど…なってみたいなって悩むんだ。

「…へへ…案外、あいつもばかじゃん」

よっこらせと立ち上がって、落とした荷物を拾う。
鼻歌を歌いながら、翔ちゃんの部屋のドアベルを鳴らした。

「しょうちゃあん」

ドアの前で待ってたら、隣と向かいの部屋のドアが開いた。

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