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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く


顔をこねこねしてたら、ぼふって今度は抱きついてきた。
受け止め切れなくて、そのまま床に転がった。

パタンとドアが閉じた。

和也は俺の上から動かない。
そのうち、むふふと笑いだした。

「…おまえ…実はそんなに怒ってないだろ?」
「ん?」

ぐしゃっと髪を撫でてやると、胸板にほっぺたをスリスリしてきた。

「…遊んでんじゃねーよ…」
「んふふ…」

不意に顔を上げると、じっと俺の顔を見た。

「…翔さんのこと、頼むね」
「おう…」
「今すぐ、どうこうできない感じだから…あんたは抱きしめるだけでいいと思う…」
「おん…」

原因がわかったからって、俺は医者じゃないし…
なんにもしてあげらんないから…傍にいるしかできないんだよね。

「明日は、俺が交代する」
「うん」
「明後日からは、順番にね…」
「みんなで、がんばりゃいい」

そう…俺だけじゃなく、みんなで。
今までみんなで乗り越えてきたんだから、これからもみんなで乗り越えればいい。

「…やっぱ、あんた…」
「ん?」
「感覚の人なんだね」
「え?」
「ま、わかってたけどさ…」
「なんだよ」

和也が俺の鼻を人差し指で、潰してきた。

「ぶひ…」

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