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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第15章 タイガーリリー









「嘘だ…」




ニノ…俺は…

お前のことが好きなんだ


もしもお前の好きなやつが俺だったなら――




「嘘だっ…」

スマホが手から離れた
ゴトンと鈍い音を立てて床に滑り落ちた

「嘘だっ…嘘だっ…」




俺達、一緒に歩いていけないか




メッセージの最後は、そう結ばれていた。



「あ…ああああっ…」

何も考えられなかった。
急いで立ち上がると部屋を出た。

俺は…なんてことしてしまったんだろう

まさか、好きで居てくれたなんて…
考えてもみなかった。

自分の気持ちを隠すことに必死で、見えてなかった。

俺のこと、ちゃんと見ててくれたのに…

なのに俺は…



なんてことしてしまったんだ




「ごめん…ごめんなさい…ごめん…」


逃げ出すことしかできなかった。
もう顔を合わせることなんてできないと思った。

自分の部屋に逃げ帰って、寝室の片隅で震えることしかできなかった。


もう許してはもらえないだろう。
あんなことしてしまった俺を、きっともう見てくれることはないだろう。

死んでしまいたかった
消えてしまいたかった



けど…



もう一度、会いたかった




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