第15章 タイガーリリー
拾い上げて電源を入れる。
パスコードを入れて開くと、メッセージを打ちかけたままだった。
それをゆっくりと全て消去した。
そのままスマホを持って寝室にはいると、ベッドに倒れ込んだ。
何も、考えたくなかった
翌朝、起きあがろうとしたら、痛くてできなかった。
固まってしまった身体をギシギシさせながら起き上がらせて、なんとか服を着替えて準備する。
途中吐き気がこみ上げて、トイレで全て吐き出した。
黄色い胃液しかでてこなかった。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら、なぜこんなことになったのか考えた。
考えても考えてもわからない。
だって俺達は…
俺達の気持ちは…
焼け付く喉を水をがぶ飲みして抑えて、立ちあがった。
マネージャーが迎えにきていたので、車に乗り込むと短い眠りが来た。
「なんでっ…なんでこんなことするんだよっ…」
「なんだっていいだろ…」
「嫌だっ…やめろっ…」
「あの女に何言われたの?」
「え…?」
「…もしかして…バレちゃった?」
「なんのことだよ…」
「…気持ち悪いだろ…?」
「そんなことっ…」
「嫌われるなら…とことん嫌われてやる…」