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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第15章 タイガーリリー


ニノの後ろ姿を追いながら心臓が高鳴った。
好きなやつって…


もしかして…


「待てよ!ニノ!」

その時楽屋の扉が開いて、ニノのマネが入ってきた。

「お疲れ様です…」

俺とニノの空気がおかしいのをすぐに察知して、声が小さくなる。

「あの…二宮さんに車…」
「俺が送るから、車帰して」
「えっ…」
「ちょっと翔ちゃん!」
「いいから来いよ」

ニノの荷物をひったくって、自分の荷物を取った。
そのままニノを引きずるように楽屋を出た。

外で待っていたスタッフさんたちに挨拶しながら、エレベーターに乗り込むと、ニノが腕を振りほどいた。

「何勝手なことしてんだよっ」
「こうでもしないと話してくれないだろうが」
「なんの話だよ…別に俺は話すことなんてないよ」

こっちを見ないニノの肩を壁に突き飛ばした。
そのまま追い詰めて、壁にニノの腕を押し付けた。

「…俺にはあるんだよ…」
「翔ちゃん…」

地下駐車場について、ニノの腕を引っ張って助手席に押し込めた。
そのまま車を出して局を後にした。

すぐに首都高に乗って、宛もなく走り出した。

「どこいくのよ…」

それには答えないで、アクセルを深く踏み込んだ。

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