• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第15章 タイガーリリー


腕を広げると、ゆっくりと和也は近づいてきて椅子に座る俺の膝に乗ってきた。
俺は和也を横抱きにして抱きしめた。

「…寂しくなっちゃった…?」
「ん…」

きゅっと俺の首に腕を回して抱きついてくる。
俺と同じボディソープの香りが漂ってきた。

「後ちょっとだから…待ってて…?」
「うん…」

ぎゅっとパジャマの上に羽織ったニットを握ると、そのまま動かない。

「邪魔しないから…ここにいてもいい…?」
「いいよ。なんか羽織っておいで。寒いから」
「うん」

部屋をでていくと、ガウンを羽織って戻ってきた。
そのまま隣にある椅子に座ると俺を見つめてる。

俺はパソコンに向き直って、作業を開始した。
そのまま暫く没頭して、ふと見ると目が合う。

…犬みたいだな…

遊んでくれるのを待ってるみたい…

30分ほどでなんとか目処がついたから、パソコンの電源を落とした。

「もういいの?」
「うん。終わったよ。寝ようか」

立ちあがって伸びをすると、和也の手を取って寝室へ向かった。

「翔…?」
「ん…?」
「なにか、思い出した…?」

ぎゅっと俺の手を掴んで、何かを堪えるような顔をする。

「いいや…」
「そっか…」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp