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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第15章 タイガーリリー


気がついたら、白い天井が見えた。

「あれ…?」

周りを見渡したら、病院だった。

起き上がろうとしたら、頭が猛烈に痛かった。

「っつ…なんだこれ…」

身体が動かせなくて、そのまままた枕に頭を沈めた。
その時、カーテンが開いて母さんが入ってきた。

「翔、気がついた?」
「え?なんで…」
「車椅子バスケの練習中に、選手と交錯して頭打ったのよ。覚えてない?」

それだけ言うと、またカーテンの外に出ていった。
ここは処置室みたいなところだろうか。
簡易ベッドの上に寝かされていた。
頭には包帯が巻いてある。

しばらくしたらカーテンの中に医師が入ってきて、色々と聞かれた。
とりあえずは頭が痛いこと以外は問題なかったが、結局入院することになった。

「じゃあこれから検査しますので…」

その後、ベッドに載せられたままCTを撮ったりして病室に入れられた。
検査結果は明日、医師から説明があるとのことだった。

「良かったわ。念のため入院の準備してきて」

大きなカバンを抱えた母さんが、病室でため息を付いた。

「よく来られたね。大使館よかったの?仕事」
「まあ、息子が怪我したとあっちゃ、早退くらいさせてもらえるわよ」

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