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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第14章 きみどり scene5


次の日、嵐全員でスタジオ収録だった。
チーフが俺達を迎えに来た。

車に乗り込むと、チーフは俺達の顔を見て、ホッとした顔をした。

「ごめんね、心配かけて…」

かずが言うと、チーフは俺達から目をそらした。
前を向いたまま、頭を下げた。

「本当に…悪かった」
「チーフ…」
「これからは、絶対にこんなことがないよう、約束する」
「…なんか、知ってたの…?」

ドアを締めながら、かずが尖った声を出した。
車内はしんとした。

「…全部知ってたわけじゃないが…あいつが訳ありだっていうのは知ってた…」

そう言うと、車を走らせながら、チーフは俺達にあいつのこと話してくれた。
けーこさんの事も…

かずはずっと唇を噛み締めながら話を聞いていた。

「けーこさんも、辛い立場だったんだ…でも、許せとは言わない」
「え…?」
「気が済むまで、罵倒してやれよ?な?」
「ちょ…何言ってんのよ…」

戸惑った声を出して、かずは俺を見た。

「こんな堂々とあの人を罵れるチャンス、ねえぞ?」
「ばっ…ばか…できるわけねえだろ…」

拗ねたように言うと、シートにもたれかかった。

「もう、いいよ…」
「ああ…」

そのままかずは、なにかずっと考えてるようだった。

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