第14章 きみどり scene5
ゆっくりと東名で帰ったから、夕方前に東京に着いた。
そのまま俺達は、新社屋に連れて行かれた。
「え…?どうして…?」
「うん。ここで待ってて」
相葉ちゃんが地下駐車場で車を停めて、降りていった。
すぐに戻ってくると、翔ちゃんと松潤も一緒だった。
「よ!だいぶふたりとも顔色良くなったね!」
「ありがとう…翔ちゃん…」
「片付いたよ」
「え?」
「もう、あいつのこと、なんにも心配しなくていいから」
翔ちゃんの隣で、松潤は親指を立てた。
「今、しっかりとけーこさんとも話つけてきた!」
「松潤…」
「もう、あいつが俺達の前に現れることはないから」
翔ちゃんが優しくかずに語りかけた。
「だから、すぐにとは言わないから…もう、忘れろ」
「…うん…」
かずが、小さく頷くのを見て、翔ちゃんは笑った。
「明日から、頑張ろうな」
「うん…うん…」
下を向いて泣いてしまったかずの頭を3人が代わる代わる撫でていく。
「こんなしおらしいニノなんてなかなか見れないなあ!」
相葉ちゃんがおどけて言うと、またかずは憎まれ口を叩いた。
「もおっ…今だけだからなっあいばかっ…」
…相葉ちゃんにばっか、甘えてるな…こいつ…