第13章 漆黒
立ちあがって背中に身体を密着させると、指をぐりぐりと動かして中を蹂躙する。
「んっ…ぐ…」
手のひらから漏れてくる苦しそうな声は、残念ながら廊下には届かなかった。
廊下の気配が消えると、身体からふっと力が抜けてドアにべたりと寄りかかった。
「やめて…そんな意地悪しないで…」
「意地悪じゃないよ…?気持ちよくしてるんだから」
「でも…ここじゃ嫌…」
「なんで…?いつもより感じてるのに」
ぐいっと中に入っている指を折り曲げると、身体がびくりと跳ねた。
「っあ…やめてっ…」
もっと鳴かせたくなって、前に手を伸ばす。
後ろの快感に夢中で、こちらは萎えていた。
柔らかく握り込むと、小さな悲鳴が聞こえた。
「やっ…両方っ…だめっ…」
「なにがだめなの?」
「声っ…我慢っ…できなくなるっ…」
もう荒くなってしまった息を吐きながら、必死で懇願する。
その姿が、また男を唆るなんて…
わかってるんだろうな…この人は…
懇願を無視して、柔らかく握り込んだ茎をゆっくりと擦る。
中に入れた指もゆっくりとかき回すように動かすと、必死で口を手で覆って、快感に耐えてる。
「我慢しないで…」
耳元に熱い息を吹きかけて、そのまま首筋を唇で辿る。