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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4




壊れきった俺は…
丁寧にかき集められて、智くんの手で組み立てられた。



「言って…智…」

そっと智の身体を起こした。
涙を流しながら、智くんは首を横に振る。

「言ってしまえよ…俺が憎いって…」
「嫌だ…」
「目の前で潤を抱いた俺が憎いって…言えよ」
「もう…終わったことだよ…」
「終わってないだろう…?」

顔を無理やりこちらに向けた。
涙に塗れた頬を手で拭った。

「やり直そう…?智…」
「え…?」
「智が一年間愛してくれたから…俺、もう壊れないよ…」
「翔…」
「ちゃんと…智と向き合うから…だから…」

ぎゅっと細くなった身体を抱きしめた。

「智くん…好きだ…」
「翔ちゃん…」
「俺と…付き合ってください」

身体を離して、しっかりと顔を見た。
まっすぐに、目を逸らさないで。

「…いいの…?こんな俺で…」
「智くんじゃないとだめだ」
「だって俺は壊すことしかできない…」
「違うよ…これからは、違うよ…」
「でも、怖いっ…」
「大丈夫だよ…もう、俺は智くんを壊さない」
「え…?」
「だから…智くんも俺を壊さない」

人形みたいな瞳から、ぽろり涙が溢れた。
唇でそれを吸い取ると、まぶたにキスをした。


「愛してる…智…」


久しぶりに触れる。

智くんは全身を強張らせて、俺を見上げてる。

「…そんなに怖がらないでよ…」
「だって…」
「もう大丈夫だって言ったでしょ…?」
「うん…」

もう痛いことも怖いことも…嫌なこともしなくても、智くんを抱ける。
だから…愛しあおう…?

唇で胸の先端に触れると、ぴくりと身体が震えた。
舌でそこをべろりと舐めると、甘い声が聞こえた。
そこからは、勝手に身体が動いた。

「智…気持ちいい…?」
「うん…う…ぁ…きもちい…ぃ…」

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