第11章 グレイscene4
ゆっくりと俺をベッドに寝かせると、シーツを身体から床に落とす。
細く引き締まった体躯が、俺に覆いかぶさってくる。
身体が熱い。
「ねえ…熱があるんじゃないの…?」
「そう…?大丈夫だよ…」
顔にかかる髪をかき上げながら、智くんの顔が近づいてくる。
唇が重なると、快感の沼が溢れだす。
一年掛けて慣らされた身体…
智くんが触れるだけで、すぐに反応するようになってしまった。
身体の奥が熱い。もう疼いてる。
早く…早く俺を貫いて…
智くんでいっぱいにして…
「え…?智くんが倒れた…?」
マネージャーからの電話に呆然とした。
上弦の月の日から3日後だった。
忙しくて会えなかった間、智くんはずっと寝込んでいたのだそうだ。
それでもちゃんと医者にも行ったし、仕事も休んでたとマネは言う。
まだ収録が残ってる。
智くんにはマネが付き添ってくれて、今、病院に入院してるとのことだった。
収録を終えて急いで楽屋に戻ると、マネから智くんが家に戻ってると言われた。
「え…?なんで…?」
「熱は下がってたんですが…どうも栄養失調を起こしてたらしくて…点滴を打たれて回復したので帰されたようです」
栄養失調…?
なんで…