第11章 グレイscene4
「手を…組まない?」
「え?」
キッチンの壁に潤が凭れた。
「相葉さん、気づいてるでしょ…?俺の気持ち…俺も、相葉さんの気持ちわかってる」
「なんの…ことだよ」
まさか、潤にここまでストレートに突っ込んで来られるとは思ってなかった。
余計に心臓がバクバクする。
「とぼけなくていいよ。ニノのこと好きなんだろ?」
「だから…なんだってんだよ」
「手を、組もうよ」
「はあ?」
「協力しない?ニノのこと」
「…どういうことだよ」
ふっと潤は笑った。
「俺達三人で”風”だろ?」
潤と俺は手を組んだ。
今夜、ニノを俺達のものにする。
契約は成立。
「ねえ…」
「シー…」
潤がニノをそっとベッドに寝かせる。
俺は壁にかかってたストールを手に取った。
怯えた表情をしたニノの目をストールで隠した。
「なにするの…?」
俺達の異様な雰囲気に飲まれてるのか、ニノはいつもよりおとなしい。
じっとされるがままになってる。
「これから…潤と俺でおまえに風の日をプレゼントしてあげる」
「え…?」
「俺達三人が結ばれる記念日だよ」
「えっ…ちょっとっ…」
ようやくわかったニノはもがきだした。
「待って!待って待って!」
「待たないよーはい、ばんざーい」
強引にTシャツを脱がすと、潤はニノのズボンを剥ぎとった。
「いやああっ…やめてええっ…」