第11章 グレイscene4
するりとニノの腕が伸びてきて俺の首に絡んだ。
かと思ったら、顔が近づいてきた。
「相葉さんが…本気出したら風の日、作れるかもよ…?」
酒で上気して潤んだ目…
理性が吹っ飛びそうになる。
「なっ…なにバカなこと言ってんだよ!」
ニノの腕を外して立ちあがった。
「酒、持ってくる…」
キッチンに逃げこむと、心臓を押さえた。
あんなことされて…
好きな奴にあんなことされて正常でいられるほど、枯れてない。
立ち上がる股間をなんとか鎮める。
「相葉さん…」
ぎくっとして振り返った。
潤が、思いつめた顔をして立っていた。
「な、なんだよ…」
「話が…あるんだ」
「あ~もうっどこ行ってたの?大野さんも翔さんも寝ちゃった…」
一人ビールを煽りながら、ニノが俺と潤を見上げた。
リーダーと翔ちゃんはラグの上で仲良く身を寄せて寝ていた。
「ん?秘密…」
「えー…ずるい」
ニノの手から缶ビールを取り上げた。
「え…?なに…?」
潤が後ろからニノの身体を抱き上げた。
「えっ…潤くん…?」
俺は寝室のドアを開け放った。
「相葉さん…?」
静かに潤はニノを運んで歩いてきた。
目が合うと、頷いた。
これで…俺達の契約は成立。