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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


「…やめた…」
「えっ…?」
「…今日は絵描くのおしまい」

立ち上がると翔くんの手から鍵をひったくった。

「…でかけたら、だめ」
「なんで…」
「…だって今日は俺とゆっくりするって決めたでしょ?」
「智くん…」
「…だから、そばにいて…?」

そっと腕を引き寄せて抱きしめると、ちょっとだけ抵抗した。

「も、も、もうっ…なに甘えてるの!」
「…甘えたいから」
「…しょうがないなあ…」

そっと翔くんは俺の背中に腕を回した。
きゅっと力を入れると、暫くそのまま抱き合った。
翔くんの香水の匂い。
いいにおい…

うっとりと目を閉じていたら眠くなってきた。

「智くん?なんかあったかいよ?眠いんじゃないの?」
「…んーん…だいじょうぶ」
「だって…なんか子供みたいな体温だけど…」
「…大丈夫…翔の匂いかいでるだけだから」
「もう…変な人みたいだよ?」

また照れ隠し。
こんなところもかわいいって思ってしまう俺は…
相当、翔くんに夢中なんだろうな。

もう付き合ってだいぶ経つのに。

「…キス…」

顔を上げて翔くんの目をじっとみる。
知ってるよ。
弱いんだよね。見つめられると。

ね、キスしてよ…
俺の翔くん…

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