第11章 グレイscene4
味見しながらお米がちょうどいい硬さになったら火を止めて…
「和也チーズ入れよ」
「うん」
チーズグレーターでチーズを擦りながらフライパンに落とす。
和也は一生懸命かき混ぜてくれる。
「こっちのチーズもコクが出るからちょっとだけ…」
「んふ。豪華だね」
「だろ~?」
パルミジャーノとゴルゴンゾーラのいい匂いがキッチンに漂う。
「ああ~もうおなかへった…」
「俺も…でももうちょっとだよ」
「うん!」
チーズが全部溶けたらできあがり。
「さあ!急いで食べよ!」
「はあい!お皿これでいい?」
和也の出してくれたお皿に、盛りつけると急いでダイニングテーブルに向かう。
お水のはいったコップと、スプーン。
これだけで充分。
「じゃあ、いただきまーす!」
ふたりで手を合わせてひとくち頬張る。
「うっまー!」
「やべ…美味しい…」
「おかわりしてもいい?」
「太るぞ」
「でもいい!」
はむはむとリゾットを頬張る姿は、小動物。
思わずぶふっと笑いそうになってこらえる。
「なに?」
「ううん…和也はかわいいね」
「知ってる」
ま、そうだよね…
和也は自分のことわかってるもんね…
「でも、潤くんだってかわいい」
「はあ?」