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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


「智くんも早く服着なよ。風邪引くよ」
「翔も…早く着替えないと…シャワーする?」
「あ、そうだね。借りていい?」

微笑む翔は、俺に軽くキスをした。

「あ…」
「え?」
「智くんとキスするの、久し振りだね」

そう笑う翔はとても綺麗で…

「俺以外とは、してたんじゃねえの?」

途端に湧き上がる妬心を抑えることができなかった。
こんなに綺麗なのに、独占することができない。
俺は男だから…
翔は男だから…

「智くんだって…」

同じ気持だと、翔は言う。

どうにもならない思い、身体。
俺たちは一生、これを抱えて生きていく。
でもいい。
この甘い罰が、俺と翔を結びつけているんだから…

「早く上がれよ」

腕を引くと、翔のカバンから音楽が聞こえた。

「あ、ごめん。チーフから電話だ…」

翔くんは家に上がりながら電話に出た。
俺は乾いたタオルをとりに脱衣所に入った。
リビングに行くと、窓際に翔くんは立って電話していた。

濡れたシャツが身体に纏い付いて、身体の線をはっきりと見せている。
その下に見える、白い肌…

想像して、また身体が熱くなった。

翔が俺を見遣る。
濡れた髪をかきあげながら微笑みかける。
雨のしずくが、また床に落ちた。

「いいよ…スケジュールはそのままで…」

打ち合わせの電話をしながら、翔は俺に手を伸ばす。
その手にタオルを握らせると、俺は翔の身体を抱き寄せた。

「えっ…」

驚いた翔が俺の顔を見る。

「いや…なんでもない…うん…」

抱き寄せた腕に力を入れ、その濡れた身体を感じた。
シャツの貼り付いた胸元…
そこに唇を埋めると、シャツの上から緩く吸い上げた。

「あっ…」

薄く浮かび上がった赤い尖りを唇で挟み込むと身体が震えた。

「う…あ、うん…それで、いいから…じゃあ…よろしく…」

なんとか通話を切ると、翔は俺の身体を押した。

「智くん…どうしたの…」

答えず、翔の身体をカーテンに押し付けた。

「やっ…え…?どうした…の…?」

少しだけ怯えた目。
その目を閉じさせるようにまぶたにキスを落とした。

濡れたシャツから立ち上ってくる翔の香り。


もう、限界だった


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