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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


「欲しい…」

もう、何年も言えなかった言葉。
意識して埋めようとしていた恋心が一気に燃え上がった。
その炎は、もう消せなかった。

「翔が欲しい…もう、俺だけのものにしたい…」
「智くん…」
「離さない…だから…」

声が掠れた。
何年も変わらない関係だった。
それを俺は壊そうとしてる。
拒否されたら…

「もうやめよう…?こんな関係…」
「智くん…」
「俺、翔しかいらない…」

やめるしかない…

自分の気持ちに気づいてしまったから。


俺は…

翔を愛している。

叶わないのなら、俺はこの気持を殺すしかない。


「翔…愛してる…」

濡れたシャツの上から、翔の身体に何度もキスをする。
その度に震える身体。

「智くん…」
「愛してる…翔…欲しい…」

唇で首筋を辿って、翔の唇にたどり着く。
緩く吸い上げると舌が出てきて、俺の唇を割った。
甘く絡め取られる舌の感触…

止められなかった。

翔の濡れたシャツのボタンを外し、素肌に手を這わせる。
震える身体に満足しながら、翔の熱い猛りに手を触れさせる。
一層、身体は震えた。

「あ…智くん…熱い…」

初めて触れる翔の熱…

翔の手を取ると、俺のバスローブの裾から手を入れ、熱を握らせた。

「翔…触って…」
「智くん…」

キスしながらお互いを高めていく。
答えは…
聞かない。

その口が、身体が答えてくれるのを待つから…

翔の手がカーテンを握りしめて、必死に快感を受け止めている。
もっともっと欲しい…

「入るよ…?」

半裸の翔をカーテンに押し付けて、後ろに熱を押し当てる。
潤んだ目が俺を見上げた。

「本当に…?」
「え…?」
「本当に俺だけにしてくれるの…?」
「そうだよ…」

ぐいっと腰を押し進めると、小さな悲鳴を上げた。

「俺は…翔のものだよ…」

初めて入る翔の中は狭くて…
でも熱い。

「お願い…翔…俺だけのものになって…」
「智くん…」

ぎゅっと翔の身体を抱きしめた瞬間、俺は翔に押し包まれた。



「智…愛してる…」



この瞬間、俺達は永遠に俺達だけになった。



愛してる…



ただ、それだけが俺達の存在理由。




【END】
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