第11章 グレイscene4
なんとかその場をごまかしてメイクに逃げた。
戻ると衣装に着替えて、今度は隅っこで新聞に目を落としてガードしておいた。
それからあの話題は出なかった。
でも心臓のばくばくは収まらなくて。
収録の合間に、トイレに行ったら潤がたまたま入ってきて。
異様に興奮していた俺は、思わず潤を個室に連れ込んでしまった。
「しょ、翔くんっ…」
「黙って…」
静かに唇を塞ぐと、音を立てないように激しくキスをした。
「ん…も、どうしたの…」
「ごめん…我慢出来ない…」
潤の腰をぎゅっと引き寄せて、自分の息子を潤の腿に押し付ける。
「あっ…だめ…」
「潤…口でシて?」
一年前は…やっぱり付き合いたてだったから、猿みたいだったけど…
最近はちょっと落ち着いた。
なのに、今日の俺はあの頃に戻ったようで。
潤が欲しくてしょうがなかった。
「翔くん…」
「舐めるだけでいいから…」
「どうしちゃったの…?」
「わかんない…潤が欲しい…」
潤は時計を見ると、俺の顔を見た。
「ちょっと…だけだよ…?」
そう言うとしゃがみこんで俺のズボンを脱がせた。
下着をずらすと、すぐに潤の温かい口が俺を包んだ。
「っ…く…」
思わず、声が出そうになった。