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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


ごめんと謝られて家に上げてもらったけど、ニノは黙ってる。

「俺、なんかした…?」
「え?」
「いや…連絡、無視してるでしょ?」
「そんなわけ…」
「じゃ、どうしたんだよ?なんか悩んでんの?」
「そういうわけじゃないけど…」

キッチンの入り口に立ったまま、ニノは下を向いてる。

「好きな…人が居るのかって…」
「え?」
「相葉さんに、聞けって言われて…」
「誰に」
「勝村さん。紹介したい子が居るんだって」
「へえ…」

ニノからこんな話をされるのは初めてだった。
今まで核心に触れるような話は、お互いしてこなかった。
竹内結子さんが綺麗だとか、そんな話はしたことがあるけど…
マジな恋愛話は、お互い避けてる感じだった。

「別に…付き合ってる子はいないよ」
「え?」
「だから、付き合ってる子はいない」
「じゃあ…」
「なんだよ?」
「好きな人はいるの?」

硬い声。
ぎゅっと拳を握りしめて、ニノは俺をまっすぐ見てきた。

「まあ、ね…」

今度は俺が目を逸らした。

「もう20年くらい片思いだよ」

思わず出た本音。


そうだよ。
俺が好きなのはおまえだよ。


気づかないと思って、言ってしまった。

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