第11章 グレイscene4
「俺のこと見て…」
「雅紀…」
キスしようとした顔を避けて手で押し戻す。
「なにすんだよ」
「俺のことだけ見て」
少し強く言うと翔ちゃんはやっと気がついた。
テレビのリモコンを手に取ると、消してしまった。
「わがままな姫だな」
「だって…テレビが恋人なの?」
「違うよ?雅紀が恋人だよ」
「一緒にいるのに仕事ばっかりでつまんない。録画してんじゃん」
「ごめん。もう…女みたいなこと言うなよ」
「だって俺、翔ちゃんの姫なんでしょ?ワガママ言うよ」
今日は、翔ちゃんががまんできないって知ってるから、強気に出るもんね。
「抱いて。しゃぶって。舐めて。えっちなこといっぱいして?」
「ふふ…わかった。姫…ご奉仕させていただきます」
ゆっくりと翔ちゃんの顔が近づいてきて…
俺の唇がふんわりと包まれた。
中から舌が出てきて、俺の口の中に入ると甘い液体が流し込まれた。
「雅紀…ビールになんか入れただろ」
目を開けると余裕のない顔が俺を見てた。
「ふふ…秘密」
「やっぱり…悪い姫だな」
「じゃあ、悪い王子になって?俺のことめちゃくちゃにして?」
甘い翔ちゃんの唾液、もっと欲しい。
首に腕を回して引き寄せると、翔ちゃんの口に無理やり舌を突っ込んだ。