第9章 退紅(あらそめ)scene3
「あ…」
思わず吐息が出てしまう。
智の口の中で転がされる感覚がまた俺を硬くした。
「ほら…その先…ケツの穴にさっき智ぶちこんだんだ…」
智の動きが止まる。
「気持ちよかった?俺の中」
髪を掴むと顔を上げさせた。
「答えろよ」
無心に俺を見上げる智は、こくんと頷く。
徐ろに自分の指を咥えると舐め始めた。
充分唾液を絡ませると俺の足の間に手を差し入れた。
「あっ…」
智が俺の蕾に触れた。
「痛い…?」
ぐるぐると唾液を擦り付けると、指を一本だけ入れてきた。
「ちょ…待てよ…」
「気持ち良いことしてあげる…」
俺の中に入ってきた指は、探るように蠢いている。
「待てって…ちょぉ…」
情けない声を出していると、身体がびくりと震えた。
「あ…やっぱり…翔は感じやすいんだね…」
くすっと笑うと、口を大きく開けて俺を咥えた。
「あっ…さとっ…」
じゅぶじゅぶすごい勢いで咥えられたかと思うと、後ろの指がさっきビクビクしたところを掠めていく。
「あ…やば…やばいって…智っ…」
にやっと口の端を上げながら、尚も俺を追い詰めてくる。
「もっ…ちょっ…あ…」
もう我慢出来ないってところまで来たら、突然智が離れた。