第9章 退紅(あらそめ)scene3
はだけたバスローブの紐を解いて広げると、そこには痩せた美しい身体。
また唇に貪りついた。
「翔…」
「なに…」
「きれい…」
「…なにが…?」
「翔が…きれいだよ…」
バスローブがはだけた肩に手を這わせて微笑んだ。
「シャンパンが…飲みたい…」
「明日買ってくる…」
「生ハムも…フルーツも…」
「わかったよ…」
「指につけて食べさせてあげる…」
「うん…フルーツはこのお口からね…」
朝のまぶしい光が、カーテンの隙間から俺たちを照らした。
智の美しい体が陽光を纏って、それは綺麗な底なし沼になった。
「それから…翔のも…飲みたい…」
智の舌が、俺の唇を辿るように舐めていく。
「ちょうだい…今すぐ…」
俺は立ち上がると、智をソファに座らせた。
「いいよ…」
緩く立ちあがってる俺を、智はバスローブの上から撫でた。
そのまま裾を顔で割り開いて、中に入った。
「う…」
突然来た快感に腰が少し引けた。
智は俺の腰を両手で掴んでぐっと引き寄せた。
喉の奥に先端が当たるのを感じながら、右手で智の頭を抱え込んだ。
「ちゃんと飲めよ」
そういうと、涙目になりながら智は頷いた。