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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第9章 退紅(あらそめ)scene3


着いたのは俺のマンションだった。

「今…ニノと相葉さんが部屋に居るから…」
「は…大野さんは?」
「…どういう状態か…見ればわかるよ」

意味深な言葉を残して、潤は俺の前を歩き出した。
招待したことがないのに、潤はすいすい歩いて行く。
何度も来たって足取りだった。

舌打ちしたい気分になった。
メンバー巻き込んで…
話をするにしたって、言えないことのほうが多いじゃないか…
今更何を…

部屋の鍵を潤は持っていて、そのまま入っていった。
あれは…智くんの鍵…

「早く」

ちらりと鋭い目で見られて、すぐに足を踏み入れた。

「おかえりー!翔くん」

智くんが迎えに出てきた。
でもその声は、俺には向けられていなかった。

「ただいま。リーダー」

潤が、答えた。

「お風呂はいる?」
「んーまだいいよ。ほら…」

そう言って、俺の方を振り返った。

「だあれ?」

衝撃が身体を走っていった。

「お友達?もう、連れてくるなら言ってよ」

リビングの入口で、ニノと雅紀がこちらを見ている。
俺は呆然と智くんの顔を見ているしかなかった。
潤がぽつりと俺に向かっていった。

「ニノも…相葉さんも、皆、翔くんに見えてるんだ」

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