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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第9章 退紅(あらそめ)scene3


ホテルの部屋で、約一週間を過ごした。
やっと宮城の疲れも抜けて、仕事にも集中できるようになっていた。
ネット界隈では、未だ智くんのスキャンダルが尾を引いてる。
俺は冷めた気持ちでそれを流していった。
目に入れないようにしているけど、勝手に飛び込んでくる。
報道をやってるから、仕方のない事だろうけど。

生放送を終えて、局を出ようとしたところで潤に捕まった。

「…なんだよ」
「話、しようよ」
「なんの話だよ」
「わかってるだろ?」
「さあ?」

潤はちょっと睨むように俺を見た。

「明日、収録だよ?そんなんでいいの?」
「だから…なんの話だって」
「もう通用しないからね。記憶喪失」

通用口の警備さんが不思議そうにこちらを見ている。

「家に帰ってないんでしょ?俺たちもうわかってるから」

そう言われて、諦めた。

「マネに送りはいいって言っておいたから…来て」

強引に潤の車に押し込められた。
そのまま無言で潤は車を走らせた。
今日は地味な日本車に乗ってる。

「いつもの車どうしたの?」
「チューンアップに出してる」
「またかよ…お前あのBMにいくら使う気なんだよ…」
「気が済むまで」
「…そうですか…」

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