第7章 ショコラscene3
「黒…そのへんにしときなさい…」
そう言って、いつの間にか持っていた銀色のもので背中を撫でた。
ニノはてへって顔をすると、ばったりとリーダーの上に崩れ落ちた。
その瞬間、はっきりと見えた。
黒い犬が嬉しそうに駆けていくのを…
「黒…」
皆、黒が駆けていった方向を見ていた。
「みっ…見えた!」
「俺も…見えたな…」
松潤と翔ちゃんがお互いの顔を見合わせてる。
「俺も…今日はっきりと初めて見えた…」
先生と奥さんは笑ってた。
「まあ、そんな時もありますよ…」
リーダーがニノを抱えて起き上がった。
「さ、行こうか…」
顔を拭きながら、ニノをおんぶした。
御陵にお参りして、皆でまた車に戻った。
ニノはまた昏昏と眠っているので、ずっとリーダーがおんぶしてた。
そのまま先生のお宅へ伺って、先生の提案でぷち宴会をした。
奥さんの手料理に美味しい日本酒で、皆かなり出来上がった。
途中で目を覚ましたニノは、元気にご飯を食べてた。
隣でリーダーがなんとなーく、ニノの世話を焼いているのがおかしかった。
帰り際、奥さんが俺のところに来てこそっと言った。
「大野さんと二宮さん、気をつけて見ててご覧なさい」