第7章 ショコラscene3
翔ちゃんは俺の顔をみると、ぺろっと舌を出した。
「だって、エロかったんだもん」
「ばっ…ばかっ…!」
ニノとハモってしまった…
「ほんと翔ちゃん、エロ男爵なんだから…」
ぶつぶつ言うニノを松潤が羽交い締めにしてぐりぐりする。
「お前居なかったら、翔くん帰ってこれなかったんだから…いい子だったな!お手!」
「俺は犬じゃないもんっ…!」
じゃれあう末っ子を置いて歩き出すと、リーダーがこっちに駆けてくる。
「おーい!そっち行ったぞ」
ぼんやりと、黒い塊がこっちに来るのが見えた。
「黒…」
黒い塊は翔ちゃんと俺の周りをぐるぐる回っている。
「喜んでますなあ…」
先生がにこにこしながらそれを見てる。
俺はしゃがむと、その黒い塊に手を伸ばした。
「黒、ありがとうね…」
黒い塊はふんわりと俺の手にじゃれついた。
「ありがとう…ありがとうね…」
翔ちゃんもしゃがんで、俺の手の方を見てる。
ニノも松潤もリーダーもしゃがみこんだ。
「あら…黒ったら照れてる…」
奥さんが口に手を当てて笑ってる。
「あっ…」
先生が叫んだかと思ったら、黒い塊が居なくなった。
「えっ…黒、どこ行った!?」