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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第7章 ショコラscene3


先生は翔ちゃんの布団に回り込むと、額に手を当てじっと目を閉じている。
それを皆、固唾を呑んで見ている。

「ん…大丈夫でしょう。黒のお蔭で櫻井さんは戻ってきてますね」
「良かったぁ…」

ニノが隣の布団から翔ちゃんの手を握った。
俺は力がぬけて、正座を崩して座り込んでしまった。

「相葉さん…良かったね…」

ニノが涙目になって俺を見た。

「うん…良かった…」

先生はその後、病院でのことを話してくれた。

「美々子さんはやはり、事故に遭って意識不明になっていました…」

先生は集中治療室にいる美々子って人を実際に見た。
外の窓から少しだけ中が見えたそうだ。

「魂が抜けていますから、あちらも相当身体が弱っていました」

これは危険だと判断して、家に取って返そうとしたら、そこに黒が現れたというのだ。
黒は先生にイメージを送ってきた。

翔ちゃんの身体から、美々子って人が出て行くのが見えたそうだ。

「黒はなんと、美々子さんを連れてきたんです」

泣きながら廊下を歩いてくる美々子って人を誘導して、先生は身体に戻したという。

「え…?それはどうやって」
「招魂の術です。まあ詳しいことは企業秘密です」

そう言うと先生はおちゃめに片目を閉じた。

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