• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第7章 ショコラscene3


ニノがメールをもう一度読み返す。

「豊洲病院!」
「えっ…先生っ…」
「わかりました。豊洲病院ですね…」

先生は遅い昼飯をかっこむと、立ちあがった。

「私、行ってきます」
「あ…俺も行きます!」
「相葉さんは、櫻井さんについていて下さい。今、衰弱が激しくて、櫻井さんを動かすことはできません」
「えっ…」
「うちの家内がいますから…大丈夫です」
「わかりました…」

先生は奥さんを見た。

「それじゃ、後は頼んだよ」
「わかりました…お気をつけて…」
「彼女は少し心を開いているから、目が覚めたら、おまえも何か話しかけなさい」
「はい…」
「女同士のほうがいいかもしれんな」
「ま…こんなおばあちゃんなのに…」
「そんなことはない。お前はいくつになってもかわいいんだから」

さらっと先生は恥ずかしいことを言って座敷を出て行った。
あとに残った奥さんは真っ赤だった。

「ちょ、ちょっと櫻井さんの様子を見てきます…」

奥さんは座敷を出て行った。

「…なんかいいご夫婦だな…」
「だろ…?俺、あの人達、大好きだよ…」

ニノはまたメールを見た。
そして紙束をもう一度見た。

「さ…飯田美々子さん、どうする…?」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp