第7章 ショコラscene3
慌ててお手洗いからでると、ニノが上がってきたところだった。
「あ、相葉さん!収穫あったよ!」
嬉しそうにニノは歩いてきた。
座敷に入ると、ニノは手に持っていたかばんから紙束をだした。
「これなに…?」
「ファミクラのミミコって名前のひとのデータ」
「ほえ…こんなに…」
「それから、これ」
A4のペラ紙を2枚出してきた。
それはメール画面をプリントアウトしてきたものだった。
「これね、ベイストに来たメールなの。読んでみて?」
俺が紙を手に取ると、ニノはかばんからノートパソコンを取り出した。
「な。なにしてるの?」
「ん?メールチェック」
そう言うと俺の方に画面を向けた。
「ちょっと写真とるからね?」
「え?なんで?」
「いいからいいから」
ノートパソコンのモニターの上に付いてるカメラで写真を撮られた。
その後、なにかキーを押してる。
「なんだよ…」
俺は再び紙に目を落とした。
『二宮さん、こんにちは。いつもベイスト聴いてます。つい最近、友人が事故に遭いました。今、意識不明で病院に入院しています。友人は嵐の大ファンです。どうか友人に励ましの言葉を貰えないでしょうか』