第7章 ショコラscene3
「え…?事故で入院してるかもしれないの…?」
「うん…昨日ね、それがわかったんだ」
「んん…?」
「どうしたの?ニノ」
「いや、どっかで聞いたことある話だと思ってね…」
「え?そうなの?」
「どこだったかなぁ…」
暫くニノは顎に手を当てて考えこんでいた。
「あ…」
何が思い当たったらしく、ニノは電話を始めた。
その最中に、襖が開いた。
「雅紀!」
翔ちゃんが座敷に駆け込んできた。
俺の膝に乗るとしがみついて離れない。
「美々子さんっ…まだ終わってないですよ!」
行長先生が後を追って駆け込んでくる。
「いやっ…先生嫌いっ…」
「美々子さん…これは大事なことなんです…」
「いやっ…いやっ…」
「あなたがどこの誰なのか、言ってくれないとその身体が弱っていくんです…あなただって、健康なまま相葉さんと居たいでしょう?」
「嫌っ…先生は私と雅紀を引き剥がそうとしてる!わかるもんっ」
人の身体乗っ取りしといて…何言ってんだこの女…!
思わず身体を引き剥がして立ちあがった。
「あんたなあ!」
「相葉さんっ…」
ニノが俺に抱きついてきた。
「だめだよ…冷静になって…」
「ニノ…」