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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


彼女は…本当は和也のファンだったんだ。
俺に近づけば、会えるかもって思って近づいてきた。
念願かなって、和也の子供を得た彼女は、一切周りに口を割らなかった。

都合がいいけど…助かった。

彼女は子供にも、俺のことも和也のことも一切言わなかった。
だから子供は俺達の関係は何にも知らない。
俺は母親の知り合いとして、あの子に接してきた。
この前はテレビ局の見学と言って来たんだ。
あの子が自分が誰にそっくりか知っているかは知らないけど…

もう、和也のことが世にでることはない。

だって、証言するひとが居ないんだから。
彼女の家族さえ、知らないんだから…
それに、和也にそっくりなあの子は、海外に留学する…
それは、俺からのプレゼントだった。
そして事務所もそれはバックアップしてくれた。

だから、大丈夫だよ…


お前のこと、守れたんだよ…


全て語り終えると、和也は信じられないという顔をした。

「ごめんな…今まで言わなくて…」
「やっぱり…俺の子なんだね…?」
「…うん…」
「ごめん…」

そのまま身体を両手で抱えて、蹲った。

「だから…大丈夫だから…」
「今までの養育費…払うよ…」

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