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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


気がついたら、マネージャーは居なくなってて。
リビングには俺と大野さんしか居なかった。

「なんもないんだな…俺んちくるか?」
「え…?いいよ…そんな…」
「いいから」

ぐいっと大野さんが俺の腕を引っ張った。
抵抗する気力もなくて、そのまま引っ張って行かれた。

大野さんの部屋に入ると、お風呂に押し込まれて。

「一人で入れるか?」
「…子供じゃないんだから…」
「じゃあ、ちゃんと入れよ」

ドアをぱたんと閉められる。
のろのろと服を脱ぐと、腕に点滴の後のシールがついたままだった。
なぜだかわからないけど、じっとそれに見入る。

まだ…夢を見てるようだった。
スクリーンが目の前にあるような感覚も抜けない。
見慣れない洗面所に居て、上半身裸でいる自分が信じられなかった。

きっと…今、うちに帰ったら元通り。
昨日からあったことは、全部嘘。
夢なんだ。
出来の悪い映画なんだ。

帰ろう…自分の家へ

「ニノ?」

ドアが少しだけ開いた。

「まだ入ってないのか?」

現実が、ドアから顔を出した。

「…どうした?」



これは、現実



「ちょっと…お前、真っ青じゃないかっ…」



身体が震える。



あいつ…死んだんだ…



俺のせいだ…



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