• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


そこから先のことは、映画を見ているようだった。
まるで現実味がない。
リビングのテーブルの上には遺書があった。

勝手にそこで死んでいたのは、彼女だった。

当て付けだったんだろう。
大野さんが全てやってくれて、俺は彼女の顔しか見てない。
それも搬送されるところしか。

警察の人がきて、俺の部屋を調べて回る。
自殺だとわかっていても、医師がいるところ以外で人が死ぬと、必ず警察の捜査がはいるのだ。
捜査はすぐに終わって、警察が引き上げていった。
後から到着したマネージャーたちは俺と大野さんを取り囲んで、電話をしまくっている。

ふわふわして、目の前にスクリーンがあるようで。
大野さんはそんな俺の傍にずっと居た。

「大野帰っていいぞ」

チーフにそう言われても、大野さんは動かなかった。

「ニノ、家に連れてっていい?」
「でもお前明日…」
「いいんだ。寝るだけだから」

マネージャーたちは、俺の顔をみると諦めたような顔をした。

「じゃ、頼む」
「二宮さん…」

俺のマネージャーは泣きそうな顔で俺を見てる。

「お前は明日、オフにしとくから。いいな。二宮」
「はい…」
「それから、この部屋は今日から俺たちが預かるからな」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp