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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


部屋の前に立つと、キーを出す。
差し込んでみたら、反応がない。

「あれ…?」
「どうした?」
「いや…」

もう一度差し込んだら、鍵が掛かった。

「え…?なんで…?」

鍵が開いてる。

「ニノ?」
「鍵が開いてて…」
「マジか。警察呼ぶ?」
「いや…もしかしたら、彼女かもしれないし」
「え?この前別れたんじゃねえの?」
「また別の」

溜息をつくと、大野さんはカードキーを取り上げて差し込んだ。
今度は開いた。
ドアを静かに開けると、大野さんが先に入っていく。

「大野さ…」
「しっ…ほら、行くぞ…」

二人で足音を忍ばせて歩く。
大野さんはリビングに入っていった。
突然、大野さんの歩みが止まった。
電気もつけないで歩いてたから、俺は大野さんの背中にぶち当たった。

ぴかり、稲光が大野さんの姿をリビングに浮かび上がらせる。

「大野さん?」

返事はなかった。
激しい雨の音だけが部屋に鳴り響いていた。

「どうし…」

大野さんが振り返って俺をリビングから出した。

「えっ…どうしたの!?」

ドアを閉めると、大野さんは俺を玄関まで押し出した。
訳がわからず大野さんにされるがまま玄関まで戻る。

「大野さん?誰かいたの?」

玄関の灯りをつけたら、大野さんが真っ青な顔してた。

「どうしたの…?」
「人が…」
「え?」
「人が死んでる」




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