• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


「ニノ、メイクだってよ」
「ん?ああ…」

気がついたら少し寝てたみたいで。
相葉さんが呼びに来てくれてた。

「ありがと」

手を差し出すと、しょうがないなって顔して起こしてくれた。

「どうしたの?ゲームもしないで」
「ん…ちょっと老眼で…」
「ぶ…」
「たまにはいいでしょ」
「いや…珍しいこともあるもんだなって思ったんだよ」
「そう?」

俺達が楽屋を出ると、大野さんも楽屋を出てきた。

「あれ?どうしたの?」
「自販機行く」

にこにこと大野さんが答える。
13年前から…この笑顔は変わらない。
多少アクが抜けたなとは思うけど。
35歳にもなったし。
でも笑うと、あの頃と同じ顔になる。
そっと目を逸らして前を見る。
収録中はじっと顔をみることもあるけど、スタジオを一歩出ると、やっぱり大野さんの顔はまっすぐ見られなかった。

相葉さんと大野さんが一緒に並んで話しだした。
その時、前からマネージャーが歩いてきた。

「あれ?どうしたの?」

相葉さんが声を掛けると、マネージャーは後ろを振り返った。

「あ…」

大野さんが小さな声を出した。

「大野さん、いいところに…」

マネージャーが大野さんを引っ張っていった。

「なんだろ?ねえ、ニノ」

相葉さんの声が遠くに聞こえた。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp