第6章 ノクターン
気づいてた。
だけど、気づきたくなかった。
報われないとわかっていたから…
それでも俺は、ここに居るしかなかった。
居場所がここしかなかった。
バイクの免許を取って、一人で遠くにいってみたりしたけど…
結局帰ってくるのはここしかなくて…
コンサートやロケがあると、地方に皆で泊まる。
そんな時、大野さんと一緒の部屋になることもあった。
大野さんは、部屋に女の子連れ込んだりして、俺は部屋に帰れないで、相葉さんのベッドに潜り込んだりもした。
わかってたけど、胸が焼け焦げるんじゃないかと思うほど、俺はその女に嫉妬した。
そんな事が続いたある日、朝になって部屋に帰ると、乱れたベッドにだらしなく女が寝ていた。
大野さんはシャワーしてる。
突然、衝動が起こった。
俺は女に跨ると、その衝動に従った。
シーツを剥がして、裸の女に伸し掛かる。
女は目を覚ましたけど、抵抗しなかった。
むしろ喜んでいるようですらあった。
ズボンをずり下げ、性急に女にぶち込んだ。
女が嬌声を上げ始めると同時に、大野さんがバスルームから出てきた。
わかってたけど、構わず俺は作業に没頭した。
「ニノ…その女、まだアソコ洗ってねえぞ…?」
冷静にそんなこと言う声で俺はイってしまった。