第6章 ノクターン
デビュー会見をしたハワイ。
それぞれひとりずつ部屋を貰うっていう贅沢に俺たちはびびってた。
こんなにたくさんの大人の人が日本から俺達の取材にきてくれた。
これはもしかしてとんでもないことになっているんじゃないか。
この時期だけと思っていた翔さんも、なんだか落ち着かない様子。
松本くんとふわふわしてる相葉くんだけが、なんだか喜んでる。
大野さんは終始むっとしてるし…
取材の人たちに笑いかけることすらしようとしない。
そんな大野さんを、事務所の人は叱るに叱れない。
だまし討でデビューさせたようなものだし…
夜、大野さんの部屋をそっと訪ねた。
大野さんをデビューさせた責任みたいなものを、ちょっと感じていたから…
「ニノ…どうしたんだ?」
「うん…あのね、お酒持って来ちゃった」
「え?お前、弱いんだろ?」
「ちょっとだけ、ね?付き合ってよ」
「いいけど…」
なんとか酒という大野さんの好きなアイテムを使って部屋に入れてもらうことに成功した。
16歳と18歳…
そんな二人がなんとか手に入れた酒で酔っ払うのはあっという間だった。
俺のほうが酷い酔い方したけど…
「おまえわらえよなー!」
「なんだおめえは…」
絡みまくって言いたいことも言えず、潰れたのだった…