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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


好き嫌いが多いから、食べられるものは限られてる。
食べさせるのに苦労した。
そのうち、おーちゃんに絡むことを忘れてしまったので、この時はこれで解散になった。

「じゃあお疲れ様~!」

ニノが先に来たタクシーに乗り込んで帰っていった。
隣でおーちゃんが深い溜息をついた。

「…どうしたの?」
「ん…」

おーちゃんの瞳には、涙が浮かんでいた。

「えっ…ちょっ…どうしたの!?マジで」
「いや…なんでもないんだ…」

おーちゃんは口下手で…
普段から思ってることははっきり言わない人で…
だからこそ、心に溜めることが多くて。
いつもはニノや翔ちゃんが適当にガス抜きしてあげてる。
だけど、今回はそれが上手く行ってない見たくて。
思いつめた顔して、黙りこんでることが多くなった。

「俺で良ければ…話聞くけど…?」

おーちゃんは縋るような目で俺を見上げた。

「相葉ちゃん…」

なんだか、その顔を見てたらとても切なくなった。
思わず、手のひらを差し出した。

「俺んち、行こうか」

おーちゃんはおずおずと手を握ると、こくりと頷いてくれた。


なんだか…ちょっと嬉しかった。

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