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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット


結局…3人で居酒屋に来てる…

あんな子犬みたいな目をしたニノを無碍にもできなくて…
いい気分でニノは酔っ払ってる。
隣にいるおーちゃんはいつも通りなんだけど、ジリジリと壁のほうに距離を詰めてる。
ニノは気づかないで、その空いた距離をあっという間に埋めてしまう。

「おおのさーん、飲んでるう~?」
「お、お前、飲み過ぎなんだよ…」

寄りかかってきたニノをなんとか座らせようとするけど、ニノはおーちゃんの顔をじっと見て、離れようとしない。

「最近…なんでくっついてくれないの…?」
「え?」
「なんで俺のこと避けるの?」
「そんなことしてないよ…」
「じゃあなんで…逃げようとするの…?」

まて…コレじゃ痴話喧嘩じゃねえか…

「にーの…ほら、イカちゃん上げるよ~こっちおいで?」

イカの刺し身を頑張って掴んで、ニノの口元に持っていく。

「あ…イカちゃん好き…」

ニッコリ笑うと、あーんと口を開ける。
赤い舌が出てきて、絡めとるようにイカの刺し身を持っていく…

うわ…やべ…やらしい…

ぺろりと唇についた醤油を舐めると、ニノはまた俺の方を見た。

「もっと、ちょーだい?」
「お、おう…」

しばらく俺はそうやってニノに刺し身を食わせていた。

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