第4章 ヴェニット
「相葉ちゃん…一緒に帰ろ?」
「え?…うん…」
最近、おーちゃんから帰りのお誘いが多い。
別に何をするわけでもないんだけど…
ただ居酒屋に寄って、酒のんで帰るだけ。
帰りは別々にタクシーに乗って帰るから、お互いの家にお泊りするわけでもないし…
急にこんなお誘いが増えて、ちょっと戸惑ってた。
「なあに?今日もあなたたち、一緒に帰るの?」
ニノが俺たちに絡んできた。
まずい…
「大野さん…あなたねえ。いつになったら俺とご飯一緒に行ってくれるのよ!?」
「だ、だからそれは…」
おーちゃんはごにょごにょして、黙りこんでしまった。
顔が真っ赤だ。
ど、どうした!?おーちゃん!
「え?なあに?」
ニノがおーちゃんの顔を覗き込んだ。
まるでキスでもしそうな近さ。
ドキっとした。
「ちょっ…離れろよっ!」
思わず二人を引き裂いた。
「な、なにすんのよ!」
「あっ…えっ…?なんだろ…」
「はあ!?」
「あ、相葉ちゃんっ…いこ?もう予約の時間になっちゃう!」
「あ、え…ああっそうだね!じゃあね!ニノ!」
「ちょ!待ってよ!」
ニノがぐいっと俺達の服の裾を掴んだ。
「俺も…行っちゃだめ…?」