• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第4章 ヴェニット




「どうぞ…適当にくつろいでて?」

リビングに入ると、ソファに座ってもらった。
俺はキッチンに入って、野菜ジュースを用意した。

「おーちゃん、これね、お取り寄せした…え…?」

おーちゃんはソファに座りながら、ぽろぽろぽろぽろ涙を零していた。

「どう…したの…?」
「相葉ちゃん…」

おーちゃんは手をぎゅっと握りしめて、俺を見上げた。

「俺…和也が好きみたいなんだ…」
「え…?」

それは、予想してたような…考えたくなかったような言葉で。

「そっか…そりゃ…また…」

野菜ジュースをローテーブルに置くと、どすんとおーちゃんの横に座った。

「あいつ…でっかい賞とったじゃん…?あん時はさ、ただ嬉しいだけだったけど…だんだん…時間が経つに連れて…不安になってきて…」

そのままおーちゃんは黙りこくってしまった。
…気持ちはわからないでもない。
ニノがアカデミー賞を取ったことで、俺達の間はちょっとずつ変化が起こってる。
ニノは次の映画に向けて、準備に入ってるし。
俺達との仕事も、必要最小限に抑えてる。

あの時とは違う…
ハリウッドに出て行った時とは…
何かが、変わってしまった。

もうニノは自分の可能性を抑えるようなことはしない。
それが俺たちにははっきりと分かったんだ…

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp