第2章 グレイscene3
「また…冗談やめろよ…」
「冗談なんかじゃないよ…?あの人達は、告白する勇気がないだけ。俺だって、相葉さんが居なかったら言えてたかわからない…」
そういうと、俺に跨ったニノを雅紀が抱きしめた。
「ニノ…」
二人はなぜか俺の上でキスを始めた。
「ちょっ…ちょっ…何してんだよっ…」
慌てて目を手で覆って見ないようにしたけど、二人のキスの音がやけに大きく聞こえる。
「んっ…あ…相葉さん…」
「ニノ…もっと舌だして…」
囁くような二人の声。
それに…ニノ…当たってる。
俺の腿に、ニノの熱く滾ったモノが…当たってるんだよ!
「い、いい加減にしてくれよ!そういうことなら、俺帰るから…」
二人だけで愉しめばいいだろ…
なんだってこんな。
いきなり襟首を掴まれた。
雅紀が切羽詰まった顔で俺を引っ張りあげた。
「もう…我慢しない…誰かのものになるくらいなら…」
「女は我慢できたけど…男にはやらない…」
「っちょ…だから!誤解だって!」
俺のこと引きずって二人は歩き出した。
どこに連れていかれるのかと思ったら、そこは寝室で。
身のキケンを感じた。
「ちょっ…ちょっ…待って!俺は…」
「翔ちゃんっ…お願い…」
ぼすんとベッドに投げ出されて二人に押さえつけられた。
「俺達のものになって…?翔さん…」
「え…?俺、たち?」
「誰か一人のものになってくれとは言わない…」
「え?どういう…」
「俺と相葉さんのものになって…?」
「えっ…えっ…えええええ!?」
ぎゅっとニノが俺の胸に顔を埋めた。
雅紀が俺の顎をくいっと上を向かせる。
「翔ちゃん…どちらかを選べとは言わないから…俺たち…二人で翔ちゃんを愛するから…」
「愛って…あい…ちょおお前ら…」
「だめ…?翔ちゃん…」
雅紀の目が潤んで、そこから綺麗な雫がぽとりと落ちてきた。
俺の顔を、雅紀の涙が滑っていく。
「翔さん…俺たち、大事にするから…」
ニノも顔を上げた。
そこにも綺麗な涙が一筋、溢れていた。
「ニノ…」
そっとニノの顔の涙を指で掬った。
雅紀の顔にも手を伸ばすと、頬を包んだ。
「もう…しょうがねえな…お前ら…」