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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第5章 月と太陽(亜久津仁)完結


「千石さん!?」

『ごめん・・一人にして』

身体を支えようとしてくれた
太一君を振り払って教室を出た
保健室のベッドに潜り込んで
目を閉じる。

太一君の優しい言葉より
先輩の冷たい言葉に揺れる心
太一君のことは好きだけど
それは恋なんかじゃない
ハッキリしなきゃ…
僕は辛くても苦しくても
先輩が好きだ
僕の心を動かすのは
亜久津先輩だけだもん

昼休み僕は太一君を呼び出した

『あの…太一君の気持ちは
凄く嬉しいけど…僕は・・・
亜久津先輩が好きなの…』

「知ってるです。でも僕もズット
好きだったから…気持ちを
知って欲しかったんです…」

『…ごめんなさい…友達としては
好きなんだけど…』

頭を下げる僕に

「ヤッパリ、僕じゃダメみたいですね
解ってたんです…だから
謝ったりしないで下さい
僕は千石さんにはイツモ
笑顔で居て欲しいです!」

太一君が思いっきり明るく笑った
最後まで優しい太一君に
胸が詰まる僕に

「これからも・・・友達で居て・・・
くれますか?」

少し不安そうな顔で聞く

『僕から頼みたいくらいだよ…
一番の友達だよ!』

「アリガトです!もうそれだけで
充分です!」

太一君はまた明るく笑った
僕たちは一緒に教室に帰った
【ありがとう】僕は何度も何度も
心の中で繰り返した
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