夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第5章 月と太陽(亜久津仁)完結
次の日教室でいつものように
太一君と話してると
「千石さんあの…
今日もテニス部に来ますか?」
と、聞かれた
『ん~どうしよう…毎日じゃ
お邪魔じゃないかな?』
それに亜久津先輩が来てたら
どんな顔して逢えばいいのか
わかんないし…
「邪魔なんてとんでもないです!
皆、千石さんに来て欲しいです!
僕も!千石さんが居ると
とても嬉しいですから!」
太一君は言い終わると
ハッとしたように顔を赤くした
『太一君優しいね♪じゃぁ今日も
行こうかな~…ん??
太一君?顔赤いよ?大丈夫?』
僕が言うと
「…千石さん…鈍感です…」
ボソッと太一君は呟いた
『僕が何?』
「あのですね!僕は千石さんが
来てくれるとイツモより
頑張れるんです!」
『そっか♪頑張って!応援するよ!
レギュラーになってね!』
「…!!!超鈍感です…」
落ち込む太一君に【?】を
浮かべていると
「僕は…千石さんに僕だけを
見て欲しいと思ってるんです
だから…僕…頑張ります!」
太一君は赤い顔のまま
自分の席に帰っていった
あれ…?これってまさか…
太一君が僕を!?
考えてもいなかった…
どうしよう・・・・いや。
どうも出来ないんだけど…
でも最近落ち込みっぱなしで
良い事なかったから…なんか
凄くドキドキしちゃった
嬉しいかも…なんて1人で
そわそわしてると
「おい、何ニヤケてんだ?」
後ろから低い声がした
『きゃ!亜久津先輩!?
どうしたんですか??』
まさか僕に逢いに来てくれた?
「太一に用事だ」
なんて事あるわけないか…
太一君と話す先輩を見つめる
仲よさそうだな…な~んて
男の子にまでヤキモチ?
バカみたい…亜久津先輩が
絡むと、1人で浮かれたり
落ち込んだり。空回りばっかだ…
辛い…ダメだ…また泣きそうだ…
「千石さん?大丈夫ですか?」
先輩と話してたはずの
太一君が僕に声を掛けてきた