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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第66章 モノの子scene9


和…


頭の中に響く声


和…すきだ…


やめて…聞きたくない


お前の手は冷たいなぁ…


そんなことどうだっていい


手を掴む笑顔…


吹きかかる温かい息



「やめろっ…」


「修羅…?」


「あ…」


「どうした…?うなされて…」


「なんでもない…」


私の身体は、私が支配した。


もう”僕”はいない。


あの時に、大野と一緒に死んだ。


子鬼たちが布団の回りに集まってきた。


「どうした?怖い夢みた?」


「こわい?こわいの?」


まとわりついてくる小さな手を振り払った。


「あっちへいけ…」


どうも、子鬼達は苦手だ…


「修羅こわい…」


「ほら、こっちへこい…」


翔鬼が子鬼たちに手招きする。


懐から袋をだして、菓子を与えている。


「翔鬼…ごめん…」


「いいんだ…修羅は修羅なんだから…」


ふふっと微笑むと、子鬼の頭を撫で回した。


「翔鬼っ…いつ都へいくの!?」


「お菓子、買ってきてくれる!?」


「そうだなぁ…今晩にでも行ってみようか…」


「だめ…」


「え?」


「翔鬼…都になんか行かせないから…」

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