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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第65章 モノの子scene8


満月の夜がくる。


身体が、熱い。


背中が焼けるように疼く。


修羅が暴れてる。


「あ…ん…」


「和鬼…」


翔鬼の手が、僕の着物の裾を割る。


「触って…翔鬼…」


「ああ…和鬼…」


地下の牢。


翔鬼をまだ救い出すことができなかった。


「あっ…う…」


やがて、内側からメリメリと音が聞こえて、僕は修羅になる。


白い髪が翔鬼の手に巻き付いた。


「修羅…」


翔鬼の視線に、うっとりとする。


もっと、私を求めて…


もっと、ちょうだい…


翔鬼の身体から、濃く立ち込める匂い。


目を閉じて嗅いでいたら、急に身体を掴まれた。


赤い長い髪…


翔鬼の本当の姿…


赤い目が、私を見つめる。


「修羅…」


「翔鬼…ちょうだい…」


そっと手を伸ばすと、翔鬼は身体を引きずって立上がる。


「修羅、ここに…」


竹の格子に手を掛けると、翔鬼が足を掴んだ。


ぐいっと持ち上げると、翔鬼の熱いものが当たる。


「ああ…修羅…こんなに…」


ぬるぬると私の上を滑る。


「翔鬼…はやく…おいで…」


僕じゃない、私が喋る。


絹のような声で、翔鬼を誘い込む。

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