第57章 潤と翔~雅紀と和也スピンオフ
そっと翔くんのシートを倒す。
翔くんは不安に満ちた視線を俺に向けてる。
「大丈夫だよ…翔…みてごらん。回りの車も揺れてるよ…?」
「え…?」
暗闇に目が慣れてくると、車の中まで少し見えるようになった。
二人で身を低くして、隣の車を見てると絡み合う男女が見えた。
「あっ…シてる…」
「翔も同じことしてあげようか」
「えっ…?」
「ほら…脱いで」
翔くんのジーパンの前を外す。
ゆっくりとジッパーを下げて、手を外す。
「あ…潤…本当にここで…?」
「だめ?今すぐ欲しい」
「でも…」
「大丈夫だよ…回りみんなそうだよ、多分」
見える範囲の車はゆらゆらと揺れてるから、多分皆様、致してる。
翔はそれに気づくとやっと少し安心したような顔をした。
「でも…恥ずかしいよ…」
「大丈夫だよ…誰もみてないんだから…」
「だって…潤が見てる…」
またかわいいことを言うから、俺は翔くんのジーパンを強引に剥ぎとった。
「やっ…潤っ、待って!」
「だめだ…もう待てない」
早く翔くんに入れたくてしょうがなかった。
早く俺で貫きたかった。
愛してるって伝えたかった。